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「9・11」の世界史的な意味

~以下、書評「チョムスキー、世界を語る(ノーム・チョムスキー著)/ノーム・チョムスキー(ノーム・チョムスキー著/鶴見俊輔 監修)」(島森路子 評)<毎日新聞(02.10.27)>より~

注:・・・・・は省略部分。太字は引用者が強調のためにそうしました。

 ・・・・・『ノーム・チョムスキー』は、ほかならぬ映画「チョムスキー 9・11」の製作と協力して日本で編集された「映画の公式カタログ」である。

 「(前略)そのため昨年の出来事は大きな衝撃だったのです。アメリカとイスラエルは暴力を完全独占できなくなったのです。圧倒的な優勢を誇ってはいますが、独占ではなくなりました。これば衝撃的なことでした。9・11は恐ろしい暴力行為でしたが新しいことではありませんでした。あのような暴力行為はいくらでもあります。ただアメリカ以外の場所で起きていたということだけです。」『ノーム・チョムスキー』より)

 ここに、チョムスキーの基本スタンスはある。「9・11」・・・・・の世界史的な意味は、ことの残虐性や映像の衝撃性にあるのでなく、これまでも繰り返し行なわれてきた、ときには、それ以上に熾烈に過酷に当のアメリカによって行なわれてきた暴力が、初めて“西側”で行われた、ということにおいて新しいのだと。

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