« メディアが伝える「事実」の本質 | トップページ | 憲法第98条第2項とTPP  »

こんな言葉 

◎理論はいつか使い物にならなくなる。しかし思想は残る。

◎ある程度の規模と財力を持つ地方都市は、みんな街の景色が似てくる。その土地らしさは、生活の細部−−食べ物とか地酒とか生活習慣とかにまで踏み込まないと、なかなか感じ取れなくなる。豊かになると、生活の基礎部分が均一化されるからだ<宮部みゆき「悲嘆の門」より>。

◎帝国主義は、ほんの少しでも信用してはいけない(チェ・ゲバラ)

◎気をつけたほうがいいのだ、何事もきっぱりと語るひとには。です。であります。なのであります。語尾ばかりをきっぱりと言い切り、本当は何も語ろうとしていない。ひとは何をきっぱりと語れるのか?語るべきことをもつひとは、言葉を探しながら、むしろためらいつつ語る(長田弘さんの詩「嘘(うそ)でしょう、イソップさん」より)

◎過去を制するものは未来を制する。今を制するものは過去を制する。<小説「1984年」より>

◎あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためです(マハトマ・ガンジー)。

◎堂々と生きるための3原則

 ① 理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である(ヘーゲル「法の哲学」序文)

 ②存在が意識を規定する。しかるに、意識もまた存在を規定するのである。

 ③ヘーゲル美学がいう美とは、理想的状態に達するように理念(=人間の精神)が形態(=自然素材)に加えられた状態をいう。つまり、美とは理念と形態の一致(理念と形態の一致した状態を美という/美は、理念と形態の一致から生まれる)。ここから、次の判断基準を導き出すことができる。すなわち、自分の言動(=形態)が美しいか否かを見よ。美しいと判断できれば、その言動は正しい(=理念に合致している)。自分の言動が正しいか否かが分からないとき、それが美しいか否かを見よ。それで判断できる。

◎お金は寂しがり屋なんですね。少しでも仲間が多い方に集まろう集まろうとする。ですからお金をためようとすると、まずお金をためなければなりません<桂枝雀さんの落語「高津の富」のマクラ>

◎憲法を解釈だけで変えられる、だから7月1日は「壊憲かいけん記念日」<社会学者 上野千鶴子>

◎日本の狭い国土を広く使うには電車の速度を半分に落とせ(2つの地域を高速で結べば途中の地域はすたれてしまう。遅くすれば途中駅も人が降りて栄え、つまりは広く使える、の意)<宇沢弘文>

◎日本にいて何かいいことがあるだろうか。毎年3万人も(引用者:自殺で)死んでいくような国。自殺するよりまし。「イスラム国」へ行けば、本当に貧しいが食べてはいける<北大生支援の元教授・中田考氏が語る「イスラム国」より>

◎自然は寂しい。しかし、人間の手が加わるとあたたかくなる。そのあたたかなものを求めてあるいてみよう<民俗学者 宮本常一>

◎政治とは、世の中についての自分の価値判断を、複数の他者に伝えること<岡田憲治専修大法学部教授>

◎私がより遠くを見ることができたとすれば、それは巨人の肩に乗っていたから<ニュートン>

◎知識を徹底的に詰め込むと、ある段階から知識自体が動き出し、自分の頭で考え始めるようになる<佐藤優「私のマルクス」より

◎山があってそこはどんな植生であるのかという地図に書き落とすための客観的な景色を「景観」と言い、自分の目で見て感じた景色は「風景」と言えます<千田稔(歴史地理学者)>

◎プレシャーについて : 自分にコントロールできることとできないことを分ける。コントロールできないこと(引用者:他の選手の演技や「自分への期待」など)には関心を持たないことですよ<松井秀喜>

◎美談は泣きながら疑うことを誓う<谷川俊太郎>

◎小説の目的は本を読む前にいた場所から、違う場所に移動させること。読んだ前と後とは自分が変わっている。僕の作品を通して、人々を最終的にポジティブな場所に連れて行きたい<村上春樹(朝日新聞 13.11.2)

◎・・・・・フランスの文人、アナトール・フランスにこんな言葉がある。「大衆に対しては、いかにしてとか、どんな具合にとか言ってはならない。ただ、<そうだ>、あるいは<そうではない>と言わなければならない」▲そもそも「大衆は断言を求めるので、証拠は求めない。証拠は大衆を動揺させ、当惑させる」からだ・・・・・<余禄(毎日新聞 14.1.22)より

◎地図にもない村がある。組織は来ない。実情を組織に知らせ『もうちょっと支援を延ばしてもらえませんか』と交渉する。組織が救う100人先にもう一人いた、さらに3人いた、というように救う。私がやってきたことはそういう「隙間」なんです<高遠菜穂子」(13.12.3 毎日新聞)>

◎・・・・・哲学者デリダが重視した概念として『パルタージュ』があります。一つのパンをばらばらに千切って皆が持っているような状態のことです。パンはばらばらになったし、それぞれの形も違う。でも元は一つ。その断片を皆が持っているので、コミュニケーションは取りうる。元が同じトラウマを皆がばらばらに持ったことは社会を再生させる希望でもあるのだ・・・・・<東浩紀(評論家)「福島の悲劇 希望に変えるため」(13.12.24 朝日新聞より

◎才能とは愛する力だ<つかこうへい>

◎すべての歴史は現代史である<クローチェ(イタリアの歴史哲学者)>

◎スーパーの野菜に顔写真入りで作った人の名前を入れるのは、生産者と消費者の親近感を生み出そうとするCMの一種だが、それは同時に、アンチグローバリズムのささやかなCMだったりして ~天野祐吉「CM天気図」<最終回>(朝日新聞 13.10.16)より

◎むかしの中国では(中略)モノサシではかれないが、すぐれて個性的なものを「別品」と呼んで評価したという。(中略)世界で1位とか2位とか、何かにつけてそんな順位を競い合う野暮な国よりも、戦争も原発もない「別品」の国がいいし、この国(引用者注:日本のこと)にはそれだけの社会的・文化的資産のある ~天野祐吉「CM天気図」(朝日新聞 13.10.9)より

◎遅れた正義は無いに等しい。

◎創造とは逆境の中でこそ見出されるもの< 「連戦連敗」(安藤忠雄)より

◎自由意志は潜在意識の奴隷

◎一人の女性の生き方が社会の空気を変え、やがて国全体をも変えていく<この人物紹介記事.pdfより >。

◎「小さな人間」には戦争を起こす力はありませんけれども、戦争をやめさせる力は持っています。いくら「大きな人間」がやっきになって戦争をしろと叫んでも、「小さな人間」が動かないと結局戦争はできない。このことは忘れてはいけないと思います。「小さな人間」が持つ力、それを実現するのがデモクラシーだということが民主主義の一番根本の原理です。<「オリジンから考える」(小田実)より

◎人間の精神の中で、大事なものに認識と思考がある。認識とはものを見さだめること。思考とは考えること。認識すること、つまり事柄をできるだけ正確に、科学的に、的確に見さだめる。はじめから主観を入れないで客観的に物事を見さだめる。認識が正確でないと物事が動かない。しかし、認識だけでは駄目。認識の上に組み立てるのが思考。これは自由でないといけない。<「オリジンから考える」(小田実)の1部を再構成しました。

◎人に自然治癒力があるように「事態」にも自然治癒力がある。さまざまな出来事の重なりのなかから予兆や兆候を読む視力が、問題の解決策以上に大きな意味をもつ。ある一線を越えると事態が一変するという、その見えない臨界を視る「臨床眼」の推力となるのが、人類学的事実、詩文、政治史・戦史まで、時空を超えて広がる照合軸の遠大さであり、濃(こま)やかな想像力だ。<この文.mhtの1部を再構成しました。

◎論争する時は真理を味方に独りで闘え<ニーチェ>

◎「口は関なり、舌は兵なり、言を出して当たらざれば反(かえ)って自ら傷(そこ)なう」。君主らへの戒めを記した「説苑(ぜいえん)」という書物にこうある。口は関所で舌はそこに詰める兵である。いったん関を出た言葉が適切でなければ自らを損なう−−という次第だ(毎日新聞 余録 13.5.15より

◎人は一度高いレベルで信頼してしまうと、相手が応えなくても信頼感は失われない。なぜなら、そういう人を信頼した自分がみじめになるから<ニクラス・ルーマン(ドイツの社会学者)> (参考 : なぜ安倍政権支持率は高止まりするのか?.pdf

◎得意淡然、失意泰然

◎読書は、活字を追い情報を得るだけの狭い行為ではない。目で見て、手で持ち、頁(ページ)をめくり、付箋(ふせん)をはり、線を引いてと、いわば全身運動。ビジュアルな雑誌やハウツー本はともかく、電子書籍は文芸作品では普及しないと思う。 そもそも電子書籍だけでは飯が食えません。紙の本で印税10%なら、1万部刷れば何冊売れても1万部の10%という計算になる。電子書籍の印税は20%とか30%とか高くても、実売分しか支払われないのが普通です。デビュー前の若手や、出せば何百万部という作家を別にすればメリットはない。<逢坂剛(作家)>(朝日新聞 13(H25).5.10)

◎読むことで知るのではなく、体験するのだ<菊池信義 『装幀(そうてい)思案』>

◎ファシズムとは人に発言を禁じるのではなく、逆に積極的に口にするよう命じるものなのだ<ロラン・バルト『文学の記号学』>

◎片倉もとこさん・・・・・は・・・・・家族とすごすというニュアンスのアラビア語「ラーハ」を「ゆとろぎ」と訳した。「ゆとり」に「くつろぎ」を足し、「りくつ」を引いた造語だ。人生を慈しむイスラムの豊かな生活感覚と英知を、時間に追われる日本人に伝えようとしたのだろう。朝日新聞 惜別 13.4.20.pdfより)

◎自分の国で苦しんでいる人がいるのに他の国の人間を助けようとする人は、他人によく思われたいだけの偽善者である<マザー・テレサ>

◎多言語国家のスイスでは、ドイツ語圏とフランス語圏の考え方の隔たりが「レシュティの溝」と呼ばれる。レシュティはドイツ語圏を代表するジャガイモ料理。・・・・・直接民主主義を重んじるスイスでは、国民投票がひんぱんに行われる。独語圏と仏語圏の結果が正反対になった場合に、相いれない両者の隔たりを表現するため象徴的に使われるようになった。・・・・・文化や考え方の違い・・・・・。飲み物なら独語圏で好まれるビールと仏語圏のワイン、恐れられる動物なら独語圏のフクロウと仏語圏のオオカミ、・・・・・独語圏の子どもは魔女や怪物などの想像上の存在を怖がるが、仏語圏では警察や煙突掃除人といった実在の人物を恐れるという。・・・・・仏語圏から出土した土器は丸底で耳のような飾りがあり、独語圏は平底で口が狭い。青銅器時代の集落でも基礎工事にあたるくいの打ち方が違うという。・・・・・文化や考え方の違いは太古の昔に始まった。言語圏にこだわらず、学びあい、理解しあうことでしか溝は埋まらない・・・・・。(朝日新聞 06.1.28)

◎無数の暗記と模倣の先に独創がある。 「まねる」は呼吸でいえば『吸う』行為にあたる。きちんと吸わないと、「制作」という形で『はき出す』ことはできない。.pdf

◎私たちが政治から逃げたからと言って、政治は私たちを逃がしはしない。

◎神は、滅ぼす者に、まず四〇年の成功を与える<ドラッカー>

◎経済学者の仕事が終わった時に、実は本当の人間の問題が始まる<ケインズ>

◎君主は自分が聡明でないカギリ、決して賢明な助言を受けることはできない<マキャベリ>

◎走っているときだけ自由になれる<柳美里「8月の果て」の主人公>

◎ 「荘子(そうし)」にある話だ。春秋時代に盗賊団の頭目だった盗跖(とうせき)は泥棒にも「道」はあるかと聞かれて答えた。「この世に道のないものなどない。家に何があるか見分けるのが『聖』、最初に入るのが『勇』、仲間を先に逃がしてやるのが『義』だ」。「うまくいくか判断するのが『知』、盗品を公平に分けるのが『仁』、この五つの徳を備えずに大泥棒になったやつはいない」。およそ人間が集まるところ、どんな集団にもそれを成り立たせる「道」や倫理はあるようだ。(毎日新聞 余録 13.2.8)

◎ゆっくりと急げ<初代ローマ皇帝の座右の銘>

◎息子のアトピー治療のために転居した神戸で、阪神大震災に遭った。避難所で小学生の息子2人を亡くした男性に出会った。同世代だった。とっさにかけた言葉は「うちだけ生きててごめん」。あとはただ横に腰掛けて手を握っているだけだった。しばらくして「ありがとう」と小さな声。傷ついた人とは「向き合う」よりも、「寄り添う」ことが大事だとわかった<堀内正美(俳優)>(朝日新聞 13(H25).1.18)

◎体制に抗し、タブーに挑む姿は、烈々と火を噴くように見えた。口をつく言葉も激しい。そんな大島渚さんを支えていたという言葉を知って、納得した覚えがある。「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処(どこ)にも光はない」▼ハンセン病を背負って生きた戦前の歌人、明石海人(あかしかいじん)の歌集の前書きに出てくる。大島さんは19歳のときにこの一語に出会った。以来胸に畳んできたと、かつてアエラ誌で読んだ。言葉通りにあかあかと燃えた、80年の生涯だった<天声人語 13(H25).1.17>  ◎大島さんの座右(ざゆう)の銘(めい)はハンセン病の歌人、明石海人(あかしかいじん)の言葉だった。「深海に生きる魚族のように自らが燃えなければどこにも光はない」。消えることない名画の光をこの世にもたらし、巨匠が旅立った<余録 13(H25).1.17>

◎(選挙において)群集が勝たせるのは、「正しいことを言っている感じ感をもっとも演出できた人」<町田康(作家)>(朝日新聞 12(H24).12.5)

◎大敗の次に恐るべきは「中敗」ではなく、大勝だ。兵士らは望外の戦果に狂気、陶酔、慢心し、戦いの目的まで忘れかねない<ワーテルローの戦いでナポレオンを退けた英軍の指揮官>(朝日新聞 12(H24).12.5)

◎(アレクサンドロス大王から「望みはないか」とたずねられたので)そこに立たれると日陰になるのでどいてほしい <日光浴中のディオゲネス>

◎(迫害されても)嘲笑せず、嘆かず、呪わず、ただ理解する<スピノザ>

◎人生はだいたい30年を1ジェネレーションで回る・・・・・。大学を卒業して就職し少したった25~26歳は、仕事がうまくいっていればそれを膨らませていけばいいと思いますが、人生にある種の違和感を感じることもあるだろうし、いろいろ複雑な時期だと思います。30歳くらいまでに、ある程度、自分のポジションを決めておいたほうがよい・・・・・。<代ゼミ英語講師 西谷昇二さん/Business Journal(13.1.4)より>

◎現代を汚すのはモメント(瞬間)のモーデ(気分)によるマイヌング(意見)という「三つのM」<ニーチェ>

◎無責任な暗い衝動に身を委ねた支配者の徒党に、抵抗もせずに統治を許すことほど、文化的民族にとってふさわしからぬことはない<ナチス抵抗運動「白バラ」を組織したシェル兄妹が死を覚悟して配布した非合法ビラより>

  参考 : 映画「白バラの祈り Photo -ゾフィー・ショル、最期の日々」(05 独/日本公開0601)<作品紹介作品紹介予告編 一場面⇒右写真(クリックで拡大)>(映画の広場より) 

◎この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない<村上龍「希望の国のエクソダス」に登場の中学生>  ご参照 : 希望がないから絶望もない!絶望がないから希望がない!.pdf

◎予期せぬことと予期したくないことが起こると予期せよ<ビザンツ皇帝マウリキウス>

◎愛の反対は憎しみではなく無関心だ<マザー・テレサ>

◎愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

◎理性、判断力はゆっくりと歩いてくるが、偏見は群れをなして走ってくる<ルソー>

◎誠実に聴いてくれる人がいればこそ、人は話しはじめる。

◎「欲」が人間を束縛する様々なフィールドを作る。そして、癒すとは縛っているものから人を「ほどく」作業だ。<日経(96.9.29)>

◎アメリカの先住民族は、よくこんなふうに言うそうだ。「ミタケ・オアシン」。すべてはかかわりあっているという意味だ(『アメリカ・インディアンの書物より賢い言葉』扶桑社<天声人語 04.4.8>

◎愛国主義は悪党最後の砦(注:「愛国心は悪党最後の砦」は言い間違い愛国主義と愛国心の違い

◎人間は教育によってはじめて人間になることができる。注意すべきなのは、人間は人間によってのみ教育されるということである<カント>

◎自由とはいつでも、考えを異にする人のための自由である<ローザ・ルクセンブルク> (参考 : 「自発性」ということ.pdf

◎危機的状況を目撃した人数が多ければ多いほど、何か行動を起こす人が減る<若き心理学者の研究>

◎10日の反戦キャンペーンで効果なくても60日間続けてみろ<大森実>(出典記事.pdf)  書籍紹介:『大森実ものがたり』.mht

◎政治とは情熱と判断力を駆使しながら、堅い板に力をこめて、じわじわと穴をくりぬいていく作業だ<名高い定義>

« メディアが伝える「事実」の本質 | トップページ | 憲法第98条第2項とTPP  »

無料ブログはココログ