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都知事選(14.2.9)の結果と総括 

【1】投票結果  投票率 : 46.14%

候補者名    得票数  得票率  推薦・支持

舛添 要一 2112979票 43.40% 公明党、自由民主党東京都連推薦

宇都宮健児  982594票 20.18% 日本共産党、社会民主党、緑の党、新社会党推薦

細川 護煕  956063票 19.64% 民主党、生活の党、結いの党支援

田母神俊雄  610865票 12.55% 維新政党・新風支持


【2】各年代の投票先→右(朝日新聞 14.2.10)<クリックで拡大Photo

   Photo ツイッターでの「話題占有率」→左(産経新聞 14.2.7)<クリックで拡大



【3】争点
 毎日新聞の都知事選情勢調査で争点を聞いたところ、「景気と雇用」を挙げた都民は序盤の23%から終盤で31%に増加。「少子高齢化・福祉」(27%)、「原発・エネルギー問題」(15%)より高く、景気回復が大きな関心事となっている。<「毎日新聞 14.2.10」より>


【4】以上を材料にした分析

(1)「原発(生命・環境)より景気」により高い関心を持つ有権者が多く、景気高揚に多くの期待感を持たせた候補者が票を集めました。

(2)(1)と関連して、原発ゼロ(宇都宮・細川両氏合わせて得票率39.82%)への支持は、脱原発依存(舛添氏)と原発活用(田母神氏)<合わせて得票率55.95%>への支持をかなり下回りました(原発ゼロの候補者が一本化していても勝てなかったと思われます)。

(3)東京の自民党と公明党の組織票は合せて150万~180万票と言われているので、最低の150万票として計算しても、舛添氏の得票数の約211万票のうち70%以上が組織票ということになり、特に自民党や公明党を支持しているのではないけれど今回の候補者の中では舛添氏が東京都知事に最もふさわしいと判断して自発的に積極的に投票したのは舛添氏の得票数の30%以下、約61万票ということになります。つまり、投票率の低さ(棄権率=危険率の高さ)が舛添氏の勝利の要因です(シナリオ通りの東京都知事選を参照して記述)。

(4)各年代の投票先を見ると、60代では「原発ゼロへの支持率」:「脱原発依存・原発活用への支持率」=45%:54%であるが、20代ではそれが30%:60%となっています。また、都知事選は「純然たる­日本人と戦後左翼・戦後親米保守・戦後体制との戦いです!」と主張する田母神氏への支持率は、60代では7%ですが、20代では宇都宮・細川両氏への支持率を抜いて24%に達しており、戦後体制(平和憲法体制)が若年層では切り崩され始めています。

 なお、ツイッターでの「話題占有率」のグラフはこの表.pdfを連想させるものとなっています。

【5】覚悟を決めよう!

(1)今回の都知事選では、旧路線(グローバル資本主義の波に乗り、経済拡大路線の首都をめざす行き方)を続けるのか新路線(人口減少と少子高齢化の現実を受容し、環境適合的な新しい道を内外に示す行き方)を選ぶのかが問われました(ご参照.pdf)が、東京都の有権者の多くは前者を選びました。縮小社会・脱成長社会への道は険しいと言わざるを得ません(「脱成長」こそ「最善の脱原発」)。

(2)選挙前、毎日新聞は思考停止から抜け出せ.pdfとの警世を発していました。しかし、有権者の半分以上を占める棄権者をはじめ東京都の有権者の多くはそれに耳を傾けることなく、「思考停止するとき普通の人は怪物になる」危険な道を選んだと言わざるを得ません。

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