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共和政ローマはなぜ「十二表法=成文法」を制定したのか?

 「貴族は慣習法を悪用して平民を圧迫したので、平民の要求により、紀元前449年ごろに十二表法が制定されて、平民の権利が保証された。これは、ローマ最古の成文法・・・・・である・・・・・。」<文英堂「解明 世界史」(1976年発行の学習参考書)より>

 日本の高校生は、古代ローマの歴史を勉強するときに、成文法というものがなぜ必要なのかを学びます。

 成文法は、権力者が法を恣意的に歪めて(解釈して)自分たちに都合のいいように政治をおこなうのを防ぐために制定されます。それが、十二表法制定以来の非独裁国家のやり方です。

 しかし、日本での14(H26).7.1の「集団的自衛権の行使容認=憲法解釈変更」の閣議決定は、成文法があっても、必ずしも権力者の恣意的な政治を防ぎ得ないことを示しました。この閣議決定は、十二表法が制定された約2500年前の状態(権力者が法を恣意的に「歪めて=解釈して」自分たちに都合のいいように政治をおこなっていた状態)に戻すものです。

 こんな蛮行を強行する政権は蛮行を撤回する政権に取り替える必要があります。

 それは、「成文法があってもなくても権力者の恣意的な政治は防げないのではありませんか?」という生徒たちからの難しい質問に先生方が答えることができるようになるためにも必要です。

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