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有限責任事業組合(LLP)と匿名組合との違い

(1)有限責任事業組合(LLP)

<特徴>

 ①有限責任(組合員は出資額の範囲までしか組合の債権者に対して責任を負わない)

 ②設立が簡便(2人以上で可能。登記のみで行政の許認可・定款認証なし)

 ③共同事業性(組合員は全員何らかの業務を行うこと。出資のみはダメ)

 ④経営柔軟性(組合員間の損益の分配や権限の配分は、出資金額の比率とは異なる分配割合を決めることができる。取締会や監査役は必要ない)

 ⑤生じた損益については非課税(パススルー課税)

 ⑥法人格なし。ただし、組合員名義で契約を締結できる。契約の効果は全組合員に及ぶ。法人税はかからない。

<留意点>

 ①有価証券二項にあたるため、通常なら第二種金融商品取引業が必要:ただし、組合員全員の了承を得、事業への貢献度が高ければ、有価証券とはならない。そこで、この両方を満たす形を取ることが必要。

 ②人数を一定数に抑える工夫:メンバーに役割が必要なため、多数の個人としてよりも団体としての参加など。例えば、NPOが会員から借入する形で資金を集め、参加する方法などが考えられる。

 ③一定規模以上になるとキュービクル<大型受変電設備(トランス)/約200万円)が必要になることから50kWまでが適当。

<活用ポイント>

 ○発電所ごとに主体を設立し、組合員募集を行う。中小規模(数千万円)の事業の主体に向いている。

(2)匿名組合の特徴

 ①出資者は有限責任

 ②出資者に議決権がない。

 ③出資者への配当を損金算入することが可能(パススルー課税)

<活用ポイント>

 ○営業者と匿名組合員との契約。50名以上、1億円以上の事業が対象。一定規模以上(数億円)の出資事業を扱うのに向いている。

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