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社会契約違反の政権は取り替えを。

 古代ローマの風刺詩人ユウェナリスの言葉は今日の日本を言い当てています。いわく「市民が国政に対する関心を失って久しい。今では二つのことだけを熱心に求めている。つまりパン(アベノミクス)とサーカス(FIFAワールドカップ・東京オリンピック)を」

 いつの時代も洋の東西を問わず、統治される人たちはパン(経済)とサーカス(競技/「スポーツハンマー」とも呼ばれます)によって沈黙(国政への関心を喪失/大事なことを考え行動することを忘却)させられます。

 政権は本日<14(H26).7.1>、「集団的自衛権の行使容認=憲法解釈変更」を閣議決定しました。「サーカス(スポーツハンマー)」の力を借りずとも(FIFAワールドカップブラジル大会にて日本代表はグループリーグ敗退)やってのけました。

 国民は政権と選挙によって社会契約を締結しています。つまり、国民は、民定憲法(国民が定めた憲法)に立脚した政治を進めてくれるという条件を受け入れさせた(take)とみなした政党を総選挙で選んで政権づくりを任せます(give)。一方、国民から選ばれて政権をつくって立憲政治を進めてほしいという信託をいただいた(take)政党は政権をつくって国民のために政治を進めます(give)。このような、国民と政権とのgive&takeの関係が社会契約です。

 今回の「集団的自衛権の行使容認=憲法解釈変更(違憲行為とされていたことを合憲だと言い張って譲らず、それを、国民が認めないまま時の政権が勝手に決定してしまうこと)」の閣議決定という違憲行為をおこなったことは国民との契約違反です(国民は立憲政治を任せたのであって、違憲政治を任せたのではありません)。

 契約違反をおこなった政権は、国民との契約を遵守する政権と取り替え、違憲の閣議決定を否定しなければなりません。

 「人はパンのみに生きるにあらず」という言葉もあります。「パン」によって沈黙(国政への関心を喪失)させられるのではなく、国民をないがしろにした政権をそのままにしておいてもいいのかということを考え、行動していただきたいと念願します。

 

 

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