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東京都知事選挙 鳥越俊太郎候補の敗因

東京都知事選(16.7.30)における鳥越候補の敗因

 <白色テロ(人権問題をスキャンダルとして利用して政敵を抹殺せんとする卑劣な言論攻撃)をはね返すことができなかった。

  週刊誌に掲載された鳥越さんを告発する記事の夫妻の仮称をA子さん夫妻とする。鳥越さんは、いきなり週刊誌を選挙妨害であると告訴した。これは、A子さん夫妻を選挙妨害の共犯者扱いすることになり、また、裁判になればA子さん夫妻を再び更に苦しめることになり、A子さん夫妻の鳥越さんへの怒りをさらに強めることになった。

  鳥越さんのやるべきは、告訴ではなく、以下のことであった。

 堂々と記者会見を開いて、次のような事情の説明と謝罪を行なう。その際、ごまかしではなく(ごまかしは、A子さん夫妻の怒りを更に高める)、説明に説得力を持たせる事実に基づいて説明する。説明に説得力を持たせる事実とは、鳥越さんはあの岸恵子さんと良好な関係を持ちうるほどの好人物であるということ(鳥越さんはパリ特派員だったとき、単身赴任の住まいの冷蔵庫にレシピの手書きメモを岸さんに貼ってもらえるほどの仲だった。このことは、よく知られている)。もう一つの事実は、A子さんは鳥越さんも魅了されるほどの魅力的な人だったこと。

  ①A子さんは非常に魅力的な女性です。②だから、強引にキスを迫ってしまいました。③そのことで、A子さんの心を大変傷つけてしまい、心よりお詫びいたします。④そのことについて、3人(A子さん、のちにA子さんの夫となる方、鳥越さん)でお話しをし、それで問題は解決したと思っておりましたが、それは思い過ごしであったことも心よりお詫びいたします。⑤繰り返しますが、A子さんは非常に魅力的な女性です。よく知られていることなのでお名前を出しますが私はかつて岸恵子さんからもよくしていただいたことがあるように、自分では好人物であると己惚れておりました。だから、A子さんからも当然好意を持ってもらっている思い、少々強引なことをしても受け入れていただけると勝手に思い込んでおりました。そのことで、A子さんの心を大変傷つけてしまい、繰り返し心よりお詫びいたします。(この場面で、岸さんの名前を出しても鳥越さんの非常事態に鑑みて岸さんは怒らないだろう。名前を出すことは事前に国際電話で岸さんの了解を得ております、といえるようにしておけばより良い)⑤私の行動について、A子さんの旦那様がお怒りになったことも当然です。3人でお話しをしたとき、こんな素敵な、岸恵子さんのように魅力的なAさんと仲の良い今の旦那様に嫉妬したこともあって、十分に納得していただける話し合いにならずに終わったことを心よりお詫びいたします。⑥できれば早くにA子さん夫妻とお会いして直接お詫びを申し上げたと思っております。

 上のような趣旨の事情の説明と謝罪をする記者会見を、できるだけ長時間行なう。記者たちが質問することが無くなり、記者たちからもう終わりましょうという声がでるまで何時間でも行う(くれぐれも、こちらからこれで終わります、とはいわないようにする)。こうして、選挙中の大事な時間を何時間でも説明と謝罪に費やす姿勢を打ち出すことで誠意を感じてもらえるだろう(人に納得してもらうには、話す内容もさりながら、話す姿勢がより重要)。

 上の記者会見のあと、A子さん夫妻とお会いして選挙中の大事な1日をつぶして直接謝罪する場を設ける努力をする。選挙中の大事な1日をつぶして謝罪することで誠意を感じてもらえるだろう(人に納得してもらうには、話す内容もさりながら、話す姿勢がより重要)。

 その場がもてれば、かかる問題について詳しく適切な言説のできる上野千鶴子さん、雨宮処凛さん、澤地久枝さん、落合恵子さんなど、A子さん夫妻も知っていそうな方で鳥越さんを応援する方に同行いただいて謝罪を受け入れていただけるよう力添えを得る。

 謝罪を受け入れていただければ、投開票までに発刊される週刊誌に「鳥越氏を許す」との手記を掲載していただく(週刊ポスト・週刊現代・週刊朝日のいずれか/サンデー毎日は避けた方がよいだろう/それこそ、週刊誌編集長経験者の腕の見せ所)と同時に、7月28日(木)発刊の文春・新潮にはA子さん夫妻関係は記事にしないようにしていただく。

 以上のことを1週間でやり切ることで白色テロを粉砕でき、鳥越候補の評価(剛腕さ=頼りがい=有能さ)は高まる。有権者は剛腕さに大きな評価を与える傾向がある(小池候補が圧勝した最大要因は、剛腕さ=頼りがいのアピールに成功したからでしょう/かつての小泉首相や維新の橋本氏も同様です)。鳥越候補の白色テロへの対応は、「逃げた=頼りない=能がない」と有権者に映ったのだと思います。

 <><1>で述べたような、言論攻撃への誠実、それゆえ有効な対応をしなかったので、宇都宮さんの応援が得られなかった。

 <>選挙運動の稚拙さ・・・以下はその具体例

 ①選挙戦冒頭で「がん検診100%」を唱えて「つかみ」に失敗。ここは「東京の安全を確保するため、東京周辺の原発廃炉をめざす」と宣言すべきであった。これにより、東京の安全を最も考えているのはだれかがアピールでき、他候補との差別化もでき、選挙戦に有効とされる「敵をつくる」ことと「闘う姿勢」を示すこともできた。

 ②小池候補はグリーン作戦等々で魅力度を高めたのに比べて、候補者の魅力を高めるセンスがなかった。例えば、選挙戦冒頭の応援弁士がなぜ森進一さんなのか。歌手ならば、もっと早い段階で加藤登紀子さんに登場願うべきだろう。(ここでも「つかみ」に失敗)

 ③ある選挙演説場で聴衆を長く待たせたあげく候補者本人の演説は短時間ですませ聴衆を怒らせたということがあった、公開討論会を欠席したなど、本気で勝つ気持ちがあることを疑わせるようなことが目についた。

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