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ノーベル賞の如何(いかが)わしさとボブ・ディラン

(1)ノーベル賞に対するよく知られている批判は、次の4つ。

 ①ノーベル賞はもともと、ノーベルが開発したダイナマイトが兵器に利用され 多くの人々の命を奪う結果になり、ダイナマイトの利用を巡って戦争と平和の狭間で揺れ動いたノーベルが平和への希求を“ノーベル賞創設”という遺言に託し、ノーベルの遺言に従って人類のために最大たる貢献をした人に贈るために設けられた賞で、6部門ある中でも平和賞が最も権威ある賞である。しかし、「この人が平和樹立に貢献した人?」とみんなが首を傾げる者が平和賞を受賞することがある<天才バカボン「〇〇〇〇がノーベル平和賞をとって以来、世の中全てのことが全く信じられなくなった」(Wikipediaご参照)/「暴力で平和維持」の誤解ご参照>。

 ②「人々の幸せにつながらない経済学」に関わる経済学賞などというものがなぜ設けられているのかという疑義がノーベル賞にはまといついている<ノーベル経済学賞受賞者フリードリヒ・ハイエク「もし自分が相談されていたらノーベル経済学賞の設立には断固反対しただろう」(Wikipediaご参照)>。

 ③ノーベル賞は権威化しており、授賞者は与えてやるという態度を見せ、授受賞はセレモニーとなっている。

 ④ノーベル賞は時流に左右される(ご参照ミラー)。

(2)(1)のような批判を背景に、ノーベル賞は如何わしさを持っていますが、ノーベル賞の授賞が決定したとき、受賞者はどのような態度をとるでしょうか。

 <1>多数の人:喜んで受賞する。

 <2>少数の人

  ①拒否こそしないで受賞はするが、それだけで済ます。

    受賞直後、「ノーベル賞は私にとって過去になりました。もう見ることもないと思います」と言い放った山中伸弥教授は、この例(ご参照)。

  ②辞退を余儀なくされる。

    ゲルハルト・ドーマク/ボリス・パステルナークの2人

  ③受賞を拒否する。

    ジャン・ポール・サルトルレ・ドゥク・トの2人(ご参照)。

  ④無視する(受賞もしないし拒否もしない)

    これの初めての例が、ボブ・ディランとなるのではないか。折から、ノーベル賞授賞者側が授賞決定について沈黙を守る彼に対し「無礼で傲慢だ」との非難を浴びせたという(報道記事)。まさにこのような権威主義的な、賞を与えてやるという傲慢な態度こそボブ・ディランが最も嫌うものであり、このような態度をとる者が与えてやるというノーベル賞など無視するのが、ボブ・ディランには相応しい。

<追伸>結局、ボブ・ディランは①と④の中間ともいうべき次の態度(⑤)をとった。

  ⑤拒否こそしないで受賞はするが、授賞式には出なかった。

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