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日本が武力行使(戦争)せずに国を守る道   

 ①日本は非核保有国ですが、仮想敵国は核保有国です。核保有国同士であれば一定抑止力は効果がありますが、非核保有国と核保有国との間では、核保有国が本気を出さないうちは抑止力は効くかもしれませんが、核保有国が本気を出す決意をすれば、抑止力は効きません。核保有国は通常兵器での戦争で負けそうになっても戦術核兵器を使用すれば必ず勝てるからです。だから日本は核兵器を保有しない限り軍事力では戦争に勝てません(軍事力では国を守れません)。

 ②それでは、国を守るために「核保有国同士の抑止力」に期待して核兵器を保有するべきか。しかし、「核保有国同士の抑止力」による平和は、「ダモクレスの剣の平和」※といわれ、破滅と隣あわせの平和であり、核兵器の保有は日本を守る方法であるどころか日本を破滅させる方法です。

     ※ダモクレスの剣:シラクサの僭主ディオニュシオス1世の廷臣ダモクレスが王者の幸福をたたえたので,王がある宴席でダモクレスを王座につかせ,その頭上に毛髪1本で抜き身の剣をつるし,王者には常に危険がつきまとっていることを悟らせたというギリシアの説話にちなみ、常に身に迫る一触即発の危険な状態をいう。

 ③それではこれまでのように、米国の軍事力の助けをかりるべきか。しかし、これも、「戦争法とは、そしてこの法律は廃止されなくてはならない理由.pdf」の(10)と(11)に書かれているように、あてにはなりません。いつまでもあてにしていると泣きを見ることになります。

 ④やはり、他国に頼るのではなく、自らで国を守る気概と力をもたなければなりません。核兵器を持たない限り軍事力を強化しても核兵器を持つ国を相手に国は守れません。しかし、②で見たように、核兵器を持てば日本は破滅する確率が高くなります。ならばどうすべきか。

 ⑤国防の命題「他国から物質的な力である武力で攻撃・侵略されたとき、言論による反撃は武力による反撃の代わりはできない。しかし、世界中からの言論による反撃は、武力をはるかに凌ぐ物質的な力となる。」(※)――武力をはるかに凌ぐ物質的な力である「世界中からの言論による反撃」が国を守る力です。この力を獲得することが日本を守る(安全と生存を保持する)最も確実で現実的な道です。実はこの道は、日本国憲法前文が日本国家に指し示しているものです。すなわち、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」(日本国憲法前文)

     (※)この命題が拠るのは、「世界中からの殺戮を許さない言論(=意思)」が物質的な力を持つメカニズムです。

 ⑥「戦争法とは、そしてこの法律は廃止されなくてはならない理由.pdf」の(8)で述べられているようにいまでも日本人は世界各地で尊敬されていますが、「世界中からの言論による反撃」という力を獲得するためには、日本人・日本国民が世界の人々からもっともっと尊敬される民族・国民にならなければなりません。そのためには、経済・文化・教育・学問・スポーツ等の国際交流(例えば、ウズベキスタンで日本語熱.jpg)、経済・文化・教育・医療・技術・インフラ整備等の国際支援(例えば、パレスチナ難民支援.jpg/国際支援のモデル<日本発の母子手帳>⇒ご参照1.jpgご参照2.jpgスラムに図書館開設.jpg)、紛争解決協力(例えば、座敷の提供.pdf)をもっともっとやっていかねばなりません。そのことで、すべての国との友好関係を樹立することで、日本人が平和を愛し、世界の人々が幸せになることに貢献する民族・国民として尊敬され、世界の人々にとって日本は「かけがえのない国」となることが、日本にとって最も確実で現実的85_5な安全保障です。

 国際支援により日本人が世界の人々が幸せになることに貢献する民族・国民として尊敬されるようになった例⇒日本人はガザを支援している.pdfそんな日本人をガザの人々は愛している.pdf<→右写真(クリックで拡大)

 「世界中からの言論による反撃」の力を持つ、世界の人々にとって「かけがえのない国」となるというのは具体的にはどういうことでしょうか。52例えば、右の写真(クリックで拡大)が示している状況とは正反対の状況を現出できることです。正反対の状況とは、日本国首相が国連総会で日本が侵略される危機があることを訴えれば、満席の各国代表が万雷の拍手で日本を支持し、侵略国に激しい非難を浴びせるという状況です。

 そのためには、日本が憲法第9条を実行することを国連で表明することが不可欠です。そうすれば、それに賛同する国がどんどん出てくる。それにより、国連は「国際平和を実現する機関」(武力攻撃・侵略に対する世界中からの言論による反撃を行う機関)として再編成されます(国連の機能 9条の実行で強まる.pdfご参照)。

 ⑦核保有国と戦争しても勝つことは不可能で、「世界中からの言論による反撃」という力を獲得する前に、攻撃・侵略されればどうするか。あくまで「殺さない、殺されない」の姿勢を保持して武力による反撃はせず、「非戦・不服従(受動的抵抗)」を展開すれば占領軍を追い出すことができます。これは、かつてイギリスに侵略されたインドがイギリス占領軍の追い出しに成功した闘い方であり、かつてフランス・ベルギーにドイツ経済の心臓部であるルール工業地帯を占領されたドイツがフランス・ベルギー占領軍の追い出しに成功した闘い方です。現在と違って「世界中からの言論による反撃」が期待できないという現在よりもはるかに悪い条件の中にありながら、侵略軍を追い出すことができた闘いです。武力による反撃は、多大な犠牲をはらっても占領軍の追い出しに成功できないかもしれない、いや、核保有国相手であれば成功不可能な戦いです。「非戦・不服従(受動的抵抗)」は、現在にあっては「世界中からの言論による反撃」を大きくさせることも期待できる闘いで、歴史も実証しているように、犠牲者を出すことなく確実に占領軍の追い出しに成功できる闘いです。

 

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