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次期米国大統領トランプ氏と安倍首相との会談  

  後輩「先輩、こんにちは。日本時間で昨朝、トランプ安倍会談がありましたが、日本国首相はなぜ米国次期大統領に会いにいったのですか?」先輩「わかりやすくいえば、日本が引き続き米国の冊封さくほう体制に入り続ける意志を示すためだ。」

  後輩「冊封体制とは何ですか?」先輩「君も高校世界史の時間に習ったと思うが、忘れているようだな。冊封体制とはコトバンクに書かれてあるように、中国の歴代王朝が東アジア諸国の国際秩序を維持するために用いた対外政策で、中国の皇帝が朝貢ちょうこう(貢物みつぎもの、つまりお土産をもって臣下の礼をとりにいくこと)をしてきた周辺諸国の君主に<官号・爵位などを与えて君臣関係を結んで彼らにその統治を認める>(これを冊封という)一方,宗主国対藩属国という従属的関係におくことをいう。今回、安倍首相は、現代版冊封体制を米国との間で維持したい、それを認めてくれということをお願いしに行ったということだ。」

  後輩「それにしても安倍首相は、早くトランプに会いに行きましたね。首脳ではトランプ氏と会談したのは世界で初めてですよ。それを、よくやったと褒める人もいますが?」先輩「馬鹿げてる。安倍氏はよっぽど焦ってたのだな。TPP推進のオバマ氏に恩義を感じて、本当はTPP推進のヒラリー氏が次期米国大統領になるのを見越してTPP法案を衆議院で可決したが、TPP離脱が公約のトランプ氏が大統領選に当選してしまって、トランプ氏が安倍首相に怒っている、これでは冊封体制からはずされてしまうのではと気が気でなかったのだろう。正常な判断ができる首脳なら、会談相手国政府の主要人事が固まる前に次期首脳と、電話会談ならするだろうが、会っての会談などしない。一日でも早く臣下の礼をとることで誠意を示して、もしトランプ氏が怒っているのであれば、その怒りを解いてもらいたかったのだ。実際は、トランプ氏は怒っているどころか、日本の首相のことなど歯牙にもかけていなかった。このことは、ネットで拡散しているこのツイッターを見ればわかる。」

  後輩「大統領選挙の結果が出るまではヒラリー氏支持で、ヒラリー氏としか会わなかった日本の首相が、トランプ氏当選で、急に手のひらを返してトランプ氏に擦り寄っていく行為は軽蔑ものですね。」先輩「その通りだ。」

  後輩「佐藤優さんの話によれば、ヒラリー氏の当選は確実という外務省からの情報を信じていた安倍氏は、当選したのはトランプ氏の方だと分かって外務省に対して逆上し、外務省を無視して、外交上異常な、現役大統領を足蹴にするような、まだ大統領に就任していない人物との会談を強行したとのことです。」先輩「会談というより面談だが、外務省を無視した外交を断行する。これを独断専行という。戦前の戦争推進勢力のやり方だ。やはり、安倍氏は、母方の祖父である岸信介を敬愛・心酔しているといわれているだけのことはある。」後輩「安倍首相はそのA級戦犯だった祖父を追いかける形で戦争ができる国づくりにひた走っている、と私も聞いたことがあります。」

  後輩「ネトウヨとかメディアが、日本の首相が次期米国大統領に1番に会談してもらえたことを喜んでいますが?」先輩「さっきも言ったが馬鹿げてる。喜んでいるのは一部の日本人。トランプ氏はまだ民間人に過ぎない。政府の主要人事もまだ決まっていない。こんな段階で会談するのであれば、ロシアのプーチンや中国の習近平なら呼びつけていた。今回、日本の首相が、のこのこと民間人にこちらからお土産をもって挨拶にいったことは日本国首相の地位を更に落下させた。プーチンや習近平のみならず、ドイツのメルケル、イギリスのメイ、フランスのオランドなど各国の首脳は日本の首相を軽蔑しているだろう。それにしても、ネットでは安倍氏は忠犬ポチと呼ばれているが、一国の総理大臣がまだ一民間人に過ぎない人のところにこちらから挨拶にいく姿は、まさに忠犬ポチが新しい飼い主さんのところにしっぽを振って頭をなぜてもらいにいったようにしか見えないね。そんな姿を見て、米国人のみならず諸外国の人々は見下しているだろう。日本人として恥ずかしい限りだ。」後輩「就任前の大統領と他国の首脳が会談するということは“初めての出来事”と言われているのは、これまでにそれほど非礼な国家首脳はいなかったからだ、と佐藤優さんも話しています。」

  後輩「会談後に撮影された次期米国大統領と日本の首相の記念写真では、2人とも満面の笑顔ですが?」先輩「来年1月に米国大統領が交代しても、日本が米国に冊封されるという現代版冊封体制が更新され引き続き持続されることが相互で確認できたから、2人とも嬉しいのだ。」

  後輩「それにしても、会談は予定の2倍の90分に及んだといいますが?」。先輩「お土産が、ゴルフ道具だけでなく、冊封体制を維持してもらう代わりに渡す何らかの日本の国益を損なうものもあったから会談が長引いた恐れがある。」後輩「歯牙にもかけていなかった日本の首相との会談の記念写真でトランプ氏が満面の笑顔だったのはそのためだったような気がしてきました。やはり日本は、現代版冊封体制=従属体制、から抜け出さなければならないと思います。」先輩「その通りだ。」

  後輩「では、彼女とのデートがありますのでこれで失礼します。」先輩「最後に、総理大臣となる自民党総裁の任期が延長されるほどに安倍政権への支持が持続する理由は、実は、日本が“現代版冊封体制=従属体制”にあるからだ。そのことがなぜ安倍政権は勝ち続けるのか?という記事に書かれてあるので、彼女とのデートの後で読んでおくといいね。」後輩「はい。必ず読んでおきます。では、また。」先輩「楽しい時間を!」

 <追記>この記事は会談の様子を次のように伝えている。

 ・・・・・17日の会談も「羽田空港を発つ段階で、どこで何分くらい行うのか固まっておらず冷や冷やした」(首相周辺)と綱渡りだった。トランプ氏側が事前に、オバマ政権への配慮から「会談は抑制的にしてほしい」と首相側に要請(引用者:トランプ氏側は迷惑だったようだ)。トランプ氏はイバンカ氏らファミリーを同席させたが、日本側の出席者は首相と通訳に限られた。報道陣は会談場所のトランプ・タワーに入れず、官邸スタッフが撮影した写真が配信されただけだった。・・・・・自民党中堅も自嘲気味にこう語った。「今回の会談は首相の参勤交代みたいだ。日本が焦っているという印象を世界に与えないだろうか」・・・・・安倍首相との会談に注目していた米メディアも、会談が終了するころには「フリン氏に国家安全保障担当補佐官を打診」と速報。同氏の過去の発言などを繰り返し流すなど、関心はトランプ人事に移っていた。

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