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こんな言葉         

☆参考 : この言葉!生き方を考える50話(森本哲郎)  お断り : 折々のことばで取り上げられたものの再録も少なからずあります。

◎「役に立つ」という言葉が社会をダメにしている<ノーベル医学生理学賞受賞者 大隈良典さん>

◎これまで演奏家として5万人を前に演奏したこともあれば、50人のために演奏したこともあります。しかし50人に演奏する方がより難しい。5万人は「一つの人格」に見えますが、50人はそうではありません。一人一人が個別のアイデンティティー、いわば自分だけの世界を持っています。物事をより明瞭に理解することができるのです<ボブ・ディラン>

ニュースサイトで読む: https://mainichi.jp/articles/20161222/dde/012/070/003000c#csidxe8379bfdc7434a8807dfc037cbdf786
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間違いを「あり」にする方法が好きなんです。.jpg

◎理念としてならば、イデオロギーでなければ、今も社会主義を信じている/ルポルタージュ文学はヘロドトスの『歴史』に始まる(ポーランド出身のリシャルト・カプシチンスキ)/フィクションに対峙たいじするのはファクトという言葉であって、トゥルースではない。事実であっても真実ではない。真実を告げるにはどうしても微量のフィクションが要るのではないか。だからルポルタージュ文学では、著者の責任において一歩だけ文学に近寄る。/ 「アブハジアの習わしでは、食卓をかこんで客人と過ごした時間は、寿命に加算されないことになっているんです」<池澤夏樹 終わりと始まり~ルポルタージュ~(朝日新聞 16.12.8)> 

◎私もエッセーとともに絵を描いていますが、その行為は嫌なことからの逃避でもあるんです。(引用者:アニメ映画「この世界の片隅に」の主人公の)すずも絵を描くのが大好きな女性。それがあの時代を生きた彼女の『逃げ場』だったのでは。もし、それがなければ辺り構わず感情をまき散らすしかありません。実際、映画には対比的にそうした人物も登場します<イラストエッセイスト 犬山紙子(毎日新聞 16.12.12)>

◎とにかく耳にしたくないような言葉が、公人、政治家の口から次々と飛び出してきた。いちいち挙げるのも気がめいる。一つだけなら沖縄の米軍施設工事に反対する人たちに「ぼけ、土人が」と言い放った警備の警官の言葉もひどいが、それをかばうかのような政府見解には、えっと言葉を失った。言葉には意味以外に語感がある。日本語にはそこに微妙な味わいがあるもので、丸谷才一氏は語感の問題を抜きに言葉を論じる言語感覚を問題視していた。井上ひさし氏も日常の言葉の語感がどうも乏しく、ぎすぎすしがちなのを嘆き、自殺者を生み出す問題にもふれていた。四季折々の美を表す言葉は俳句の季語でおなじみながら、歳時記を開いて改めて感じるのは、自然の恵みと共存する人の情けだ。その言葉から受ける感じやニュアンスを配慮しない言語感覚は、何よりも情けを欠くだろう。ネットでネガティブな言葉がひゅんひゅん飛び交っている。語感はもっと大切に考えられていい問題ではなかろうか。<近藤勝重 しあわせのトンボ(毎日新聞 16.12.12)>

◎食べ物は、動物性でも植物性でもそもそもは他の生物の一部。そこにはもとの持ち主の遺伝情報がしっかりと書き込まれている。遺伝情報はたんぱく質のアミノ酸配列として表現される。アミノ酸はアルファベット、たんぱく質は文章にあたる。他人の文章がいきなり私の身体に入ってくると、情報が衝突し、干渉を起こす。これがアレルギー反応や拒絶反応。それゆえ、元の持ち主の文章をいったんバラバラのアルファベットに分解し、意味を消すことが必要となる。その上でアルファベットをつむぎ直して自分の身体の文章を再構築する。これが生きているということ。つまり消化の本質は情報の解体にある。<福岡伸一の動的平衡:57 朝日新聞(16.12.29)>

◎大スターになるには三つの条件が必須だと考えている。一つはアーティスト自身が持つ「素材」。次にマネジャーやプロデューサーらの「スタッフワーク」。最後は「世の流れ」。この三つがそろえば、スターへの階段を上り始める。< 酒井政利(毎日新聞 16.12.23)>

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分去れ(わかされ) ご参照

神話・伝承など言い伝えをもとにイマジネーションを加えることで真実・真理が見えてくる。ポスト真実(post-truth<ポスト・ツゥルース>/世論の形成において事実や真実が、感情や個人的信念への訴えかけより影響力に欠けている状況/事実や真実が重視されなくなった時代)の時代を突破する鍵は神話・伝承にある

日本はどの程度、独自に物事を決められるのか<プーチン露大統領が日露首脳会談前のインタビュー(16.12.14)の中で> 欠陥軍事機オスプレイが沖縄での墜落事故のわずか6日後(16.12.19)に飛行再開するのを止められなかった日本を、今頃、プーチン大統領はあざ笑っているだろう。また、他国に従属して欠陥軍事機の飛行さえも止められないくせに、交渉次第では北方領土が返還されるかもしれないという空しい期待を持ち続けている日本を軽蔑しているだろう。

◎友人にサンデーモーニングは「最後の砦だから」と言われています<TBS系報道番組「サンデーモーニング」のサブキャスターを約20年務める橋谷能理子さん>(16.12.17 朝日新聞)

◎犯罪事件には共通する部分がたくさんある。だから、千件の犯罪を良く知っていれば、千一件目の犯罪の謎が解けない方が不思議なくらいだ< シャーロック・ホームズ>

◎ベールをつけないという理由で5年間も女性を殴った男連中がいた。彼らを撃ち殺すのはとても愉快だ<05年の演説/狂犬の異名を取るジェームズ・マティス元米国中央軍司令官(トランプ次期米大統領が国防長官に起用)>(16.12.3の朝日新聞)

◎資本家どもとと共に私は地獄に落ち、マルクスやエンゲルス、レーニンに会うだろう。地獄の熱さなど、実現しない理想を持ち続けた苦痛に比べれば何でもない<フィデル・カストロ>

◎芸術とは目に見えるものを再現することではなく、目に見えるようにすることなのだ<パウル・クレー>

◎詩作とは、天使と死者から託されたコトバを文字に刻むことだ<リルケ>

◎問題意識がなければ目は節穴(折々のことばより)

◎我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか<画家のゴーギャン>

◎トランプ氏は、労働者の気持ちをもった億万長者<クリントン元大統領の懐刀と言われた選挙コンサルタントのディック・モリス氏>(この記事より)

◎神様がなかなか祈りをかなえてくれなくても辛抱して。祈っているのは君だけじゃないから。<ジャカルタ中心部の道路脇で「路上講座」をしているリオ・ワルソさん>(毎日新聞「街角から」16.11.23

◎おれも水俣病になりてぇ<水俣病患者が補償金を受け取ったことに嫉妬と羨望をいだいた患者近所の人が患者の家の前で聞こえよがしに言った言葉>

◎「つねに真実を話さなくちゃならない。なぜなら真実を話せば、あとは相手の問題になる」どんなに言いにくいことでも思い切って正直に打ち明ければ、その時点で、それはもはや自分の問題ではなく、相手(もしくはみんな)の受け止め方の問題になる、ということ。<福岡伸一の動的平衡:51より

◎飛べなければ、走りなさい。走れなければ、歩きなさい。歩けなければ、這いなさい。どんな形にしろ、前進し続けなければいけません。<マーティン・ルーサー・キング・ジュニア博士>

◎人類は、より大きな力を得ることにはたけているが、その力を幸せに転換する能力は高くない<この記事.pdfより>

◎考古学は地域に勇気を与える<考古学者 森浩一さん>

◎耳は無意識の領野の中で閉ざすことのできない唯一の孔あな<ラカン>

◎陰謀理論は政治的敗者によって考案され、社会的弱者によって支持される<英ジャーナリスト アーロノビッチ>

言語明瞭 意味不明(いろいろしゃべっているのに、何を言っているのか分からない)

◎努力して運を待て<朝永振一郎博士の恩師>ご参照.pdf

真に偉大な人間の統治下では、ペンの方が剣よりも強いのだ。「国を救うのに剣などいらぬ<エドワード・ブルワー=リットンの戯曲「リシュリュー」中のリシュリューの言葉>

◎続けていれば負けにはならない(ご参照) / かならず変事がおこる。変事は待つだけではどうにもならぬ。作るのだ。作るためには戦っておらねばならぬ<真田幸村/司馬遼太郎「城塞」より>

◎ひとは誰かの思いの宛先であること、誰かにとってなくてはならない存在であるという事実によって、はじめておのれの存在を得る(折々のことば530.pdfより)

◎天皇制は大嫌い。でもなあ、いまの天皇陛下は大好きなんですよ。天皇制と天皇はわけて考えないと。<沖縄県読谷村の彫刻家 金城実さん>

◎終点にはなるだけゆっくり遅く着く。それが人生の旅。死ぬ時そこが生涯のてっぺん。/戦中の新聞社であからさまな検閲や弾圧など見なかった、危ういのは報道側の自主規制だ。権力と問題を起こすまいと自分たちの原稿に自分たちで検閲を加える。検閲よりはるかに有害だった。<むのたけじさん>

選んだ孤独はよい孤独折々のことば 16.8.8)

タモリの名言

エルズバーグの壺つぼ

攻撃手がかり説

視覚を真に司るのはではなく知識である

◎<モハメド・アリ>他人の命を奪う戦争に行くより、刑務所を選ぶ/俺を自由の身にするか、さもなくば刑務所に入れろ/想像力のない奴に、翼は持てない/人間が困難に立ち向かう時、恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。俺は俺自身を信じる。

「人には、自分がだれかから見られているということを意識することによってはじめて、自分の行動をなしうるというところがある。」.pdf

◎生きているうちは、ひとは世のなかの役にたってしまう(折々のことば.pdfより)

ロシア人は絶対的な空気、つまり束ねる権力が強くなるほど一人ひとりの心は自由になる<ドストエフスキー>

◎ナチズムの思想は私とともに消滅する。だが、100年後には新たなナチズムが生まれるだろう<ヒトラー>

なみだは にんげんのつくることのできる いちばん小さな 海です<寺山修司>

人生とは、おのれの存在の空虚を直視しなくて済むようたえず気を散らしておく営みの連続だ。<パスカル>」

共感は、内容についてではなく、そうした存在の震えにこそ向かう。.pdf  大切なのは、何をしゃべるかということではなくて、なぜしゃべるのか、ということなのさ。そこを汲んでやることだよ!<ゴーリキー「どん底」作中人物の言葉

◎扉は……それがいったん閉じられると……たんなるのっぺりとした壁よりもいっそう強い遮断感を与える。<ゲオルク・ジンメル/折々のことばより>

◎共感性とは「他者の痛みに思いをはせて泣くことができる」ことです。経済社会を真っ当な方向に持っていくために必要な道具は「傾ける耳「涙する目」「差し伸べる手」です。人々の声に耳を傾け、人の痛みに涙し、救いを必要としている人のために手を差し伸べることこそが、成熟した社会に必要な要素であり、これからの地域社会をつくる大きなポイントだと考えています。<浜矩子>

◎なまけ者になりなさい。少年よ がんばるなかれ。けんかはよせ 腹がへるぞ。<水木しげる>

品性とは、人の気持ちや幸せを考える能力。品位とは、人の気持ちや幸せを考える態度。

◎この世には二種類の人間がいる。品位ある善意の人間とそうでない人間だ。<フランクル「夜と霧」 >

◎若さは恋と革命よ(瀬戸内寂聴)

◎私は科学的な批判ならどんな批判でも歓迎する。いわゆる世論なるものには少しも譲歩しなかったのであるが、その偏見にたいしては、依然として偉大なるフィレンツェ人(引用者:ダンテ)の格言が私のそれでもある。汝の道を行け、そして人々の語るにまかせよ!<マルクス「資本論」第一版の序文(訳 向坂逸郎)

ヤマアラシのジレンマ

◎歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話(E・H・カー)

◎歴史の真実を知ることは、自由が存在する国においてのみ、はじめて可能となる(ヴォルテール)  関連 : 谷川健一「古代史と民俗学」より.pdf  

森の肥やしはワラジの足跡.jpg

◎すべてのクレタ人は噓(うそ)つきである、とあるクレタ人が言った。

◎I have nothing to say and I am saying it.(私には言うべきことが何もない、と言いながらそう言っている。)<ジョン・ケージ>折々のことばより)

◎(長崎では)西洋、中国、朝鮮といろいろな文化が身近でした。うちのカフェーにはロシア系のハーフの女給さんもいましたし、小学校でも隣の席には陳君、ちょっと向こうはオランダ系の子、後ろはハーフの子といったふうに国際色豊か。それがごく当たり前で人種差別がないんです。東京へ来て、差別というものがあってびっくりしました。長崎で中国名だった友だちが、東京の大学では日本名を使っている。当時はそうしないと差別されたんです。東京って、なんて田舎者の集まりかと。長崎はよっぽどグローバルでおおらか。それが全部、わたくしの血肉になっているんですよ。<美輪明宏 人生の贈りもの1(朝日新聞 14.9.16)より

◎スコットランド人たちはイングランド人たちを「国境の南側」の人々と呼んでいるとのこと。さすれば、ヤマトの人たちは沖縄(ウチナー)の人たちにとって「国境の北側」の人々となるのだろう。

◎そんなあんたでも好きだよ、という気持ちを示し、帰ってくる場所があることを伝え続けるのが大切です<天声人語(15.5.31).pdfより

◎フリージャーナリストの役割の一つは、組織ジャーナリストが入れない地域にも入って被害者たちの現状と痛みを伝えること<ジャーナリスト 土井敏邦>

◎理論はいつか使い物にならなくなる。しかし思想は残る。

◎ある程度の規模と財力を持つ地方都市は、みんな街の景色が似てくる。その土地らしさは、生活の細部−−食べ物とか地酒とか生活習慣とかにまで踏み込まないと、なかなか感じ取れなくなる。豊かになると、生活の基礎部分が均一化されるからだ<宮部みゆき「悲嘆の門」より>。

◎帝国主義は、ほんの少しでも信用してはいけない(チェ・ゲバラ)

◎気をつけたほうがいいのだ、何事もきっぱりと語るひとには。です。であります。なのであります。語尾ばかりをきっぱりと言い切り、本当は何も語ろうとしていない。ひとは何をきっぱりと語れるのか?語るべきことをもつひとは、言葉を探しながら、むしろためらいつつ語る(長田弘さんの詩「嘘(うそ)でしょう、イソップさん」より)

◎過去を制するものは未来を制する。今を制するものは過去を制する。<小説「1984年」より>

◎あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、それでもあなたは、それをやらなければならない。それはあなたが世界を変えるためではなく、あなた自身が世界によって変えられないようにするためです(マハトマ・ガンジー)。

◎堂々と生きるための3原則

 ① 理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である(ヘーゲル「法の哲学」序文)

 ②存在が意識を規定する。しかるに、意識もまた存在を規定するのである。

 ③ヘーゲル美学がいう美とは、理想的状態に達するように理念(=人間の精神)が形態(=自然素材)に加えられた状態をいう。つまり、美とは理念と形態の一致(理念と形態の一致した状態を美という/美は、理念と形態の一致から生まれる)。ここから、次の判断基準を導き出すことができる。すなわち、自分の言動(=形態)が美しいか否かを見よ。美しいと判断できれば、その言動は正しい(=理念に合致している)。自分の言動が正しいか否かが分からないとき、それが美しいか否かを見よ。それで判断できる。

◎お金は寂しがり屋なんですね。少しでも仲間が多い方に集まろう集まろうとする。ですからお金をためようとすると、まずお金をためなければなりません<桂枝雀さんの落語「高津の富」のマクラ>

◎憲法を解釈だけで変えられる、だから7月1日は「壊憲かいけん記念日」<社会学者 上野千鶴子>

◎日本の狭い国土を広く使うには電車の速度を半分に落とせ(2つの地域を高速で結べば途中の地域はすたれてしまう。遅くすれば途中駅も人が降りて栄え、つまりは広く使える、の意)<宇沢弘文>

◎日本にいて何かいいことがあるだろうか。毎年3万人も(引用者:自殺で)死んでいくような国。自殺するよりまし。「イスラム国」へ行けば、本当に貧しいが食べてはいける<北大生支援の元教授・中田考氏が語る「イスラム国」より>

◎自然は寂しい。しかし、人間の手が加わるとあたたかくなる。そのあたたかなものを求めてあるいてみよう<民俗学者 宮本常一>

◎政治とは、世の中についての自分の価値判断を、複数の他者に伝えること<岡田憲治専修大法学部教授>

◎私がより遠くを見ることができたとすれば、それは巨人の肩に乗っていたから<ニュートン>

◎知識を徹底的に詰め込むと、ある段階から知識自体が動き出し、自分の頭で考え始めるようになる<佐藤優「私のマルクス」より

◎山があってそこはどんな植生であるのかという地図に書き落とすための客観的な景色を「景観」と言い、自分の目で見て感じた景色は「風景」と言えます<千田稔(歴史地理学者)>

◎プレシャーについて : 自分にコントロールできることとできないことを分ける。コントロールできないこと(引用者:他の選手の演技や「自分への期待」など)には関心を持たないことですよ<松井秀喜>

◎美談は泣きながら疑うことを誓う<谷川俊太郎>

◎小説の目的は本を読む前にいた場所から、違う場所に移動させること。読んだ前と後とは自分が変わっている。僕の作品を通して、人々を最終的にポジティブな場所に連れて行きたい<村上春樹(朝日新聞 13.11.2)

◎・・・・・フランスの文人、アナトール・フランスにこんな言葉がある。「大衆に対しては、いかにしてとか、どんな具合にとか言ってはならない。ただ、<そうだ>、あるいは<そうではない>と言わなければならない」▲そもそも「大衆は断言を求めるので、証拠は求めない。証拠は大衆を動揺させ、当惑させる」からだ・・・・・<余禄(毎日新聞 14.1.22)より

◎地図にもない村がある。組織は来ない。実情を組織に知らせ『もうちょっと支援を延ばしてもらえませんか』と交渉する。組織が救う100人先にもう一人いた、さらに3人いた、というように救う。私がやってきたことはそういう「隙間」なんです<高遠菜穂子」(13.12.3 毎日新聞)>

◎・・・・・哲学者デリダが重視した概念として『パルタージュ』があります。一つのパンをばらばらに千切って皆が持っているような状態のことです。パンはばらばらになったし、それぞれの形も違う。でも元は一つ。その断片を皆が持っているので、コミュニケーションは取りうる。元が同じトラウマを皆がばらばらに持ったことは社会を再生させる希望でもあるのだ・・・・・<東浩紀(評論家)「福島の悲劇 希望に変えるため」(13.12.24 朝日新聞より

◎才能とは愛する力だ<つかこうへい>

◎すべての歴史は現代史である<クローチェ(イタリアの歴史哲学者)>

◎スーパーの野菜に顔写真入りで作った人の名前を入れるのは、生産者と消費者の親近感を生み出そうとするCMの一種だが、それは同時に、アンチグローバリズムのささやかなCMだったりして ~天野祐吉「CM天気図」<最終回>(朝日新聞 13.10.16)より

◎むかしの中国では(中略)モノサシではかれないが、すぐれて個性的なものを「別品」と呼んで評価したという。(中略)世界で1位とか2位とか、何かにつけてそんな順位を競い合う野暮な国よりも、戦争も原発もない「別品」の国がいいし、この国(引用者注:日本のこと)にはそれだけの社会的・文化的資産のある ~天野祐吉「CM天気図」(朝日新聞 13.10.9)より

◎遅れた正義は無いに等しい。

◎創造とは逆境の中でこそ見出されるもの< 「連戦連敗」(安藤忠雄)より

◎自由意志は潜在意識の奴隷

◎一人の女性の生き方が社会の空気を変え、やがて国全体をも変えていく<この人物紹介記事.pdfより >。

◎「小さな人間」には戦争を起こす力はありませんけれども、戦争をやめさせる力は持っています。いくら「大きな人間」がやっきになって戦争をしろと叫んでも、「小さな人間」が動かないと結局戦争はできない。このことは忘れてはいけないと思います。「小さな人間」が持つ力、それを実現するのがデモクラシーだということが民主主義の一番根本の原理です。<「オリジンから考える」(小田実)より

◎人間の精神の中で、大事なものに認識と思考がある。認識とはものを見さだめること。思考とは考えること。認識すること、つまり事柄をできるだけ正確に、科学的に、的確に見さだめる。はじめから主観を入れないで客観的に物事を見さだめる。認識が正確でないと物事が動かない。しかし、認識だけでは駄目。認識の上に組み立てるのが思考。これは自由でないといけない。<「オリジンから考える」(小田実)の1部を再構成しました。

◎人に自然治癒力があるように「事態」にも自然治癒力がある。さまざまな出来事の重なりのなかから予兆や兆候を読む視力が、問題の解決策以上に大きな意味をもつ。ある一線を越えると事態が一変するという、その見えない臨界を視る「臨床眼」の推力となるのが、人類学的事実、詩文、政治史・戦史まで、時空を超えて広がる照合軸の遠大さであり、濃(こま)やかな想像力だ。<この文.mhtの1部を再構成しました。

◎論争する時は真理を味方に独りで闘え<ニーチェ>

◎「口は関なり、舌は兵なり、言を出して当たらざれば反(かえ)って自ら傷(そこ)なう」。君主らへの戒めを記した「説苑(ぜいえん)」という書物にこうある。口は関所で舌はそこに詰める兵である。いったん関を出た言葉が適切でなければ自らを損なう−−という次第だ(毎日新聞 余録 13.5.15より

◎人は一度高いレベルで信頼してしまうと、相手が応えなくても信頼感は失われない。なぜなら、そういう人を信頼した自分がみじめになるから<ニクラス・ルーマン(ドイツの社会学者)> (参考 : なぜ安倍政権支持率は高止まりするのか?.pdf

◎得意淡然、失意泰然

◎読書は、活字を追い情報を得るだけの狭い行為ではない。目で見て、手で持ち、頁(ページ)をめくり、付箋(ふせん)をはり、線を引いてと、いわば全身運動。ビジュアルな雑誌やハウツー本はともかく、電子書籍は文芸作品では普及しないと思う。 そもそも電子書籍だけでは飯が食えません。紙の本で印税10%なら、1万部刷れば何冊売れても1万部の10%という計算になる。電子書籍の印税は20%とか30%とか高くても、実売分しか支払われないのが普通です。デビュー前の若手や、出せば何百万部という作家を別にすればメリットはない。<逢坂剛(作家)>(朝日新聞 13(H25).5.10)

◎読むことで知るのではなく、体験するのだ<菊池信義 『装幀(そうてい)思案』>

◎ファシズムとは人に発言を禁じるのではなく、逆に積極的に口にするよう命じるものなのだ<ロラン・バルト『文学の記号学』>

◎片倉もとこさん・・・・・は・・・・・家族とすごすというニュアンスのアラビア語「ラーハ」を「ゆとろぎ」と訳した。「ゆとり」に「くつろぎ」を足し、「りくつ」を引いた造語だ。人生を慈しむイスラムの豊かな生活感覚と英知を、時間に追われる日本人に伝えようとしたのだろう。朝日新聞 惜別 13.4.20.pdfより)

◎自分の国で苦しんでいる人がいるのに他の国の人間を助けようとする人は、他人によく思われたいだけの偽善者である<マザー・テレサ>

◎多言語国家のスイスでは、ドイツ語圏とフランス語圏の考え方の隔たりが「レシュティの溝」と呼ばれる。レシュティはドイツ語圏を代表するジャガイモ料理。・・・・・直接民主主義を重んじるスイスでは、国民投票がひんぱんに行われる。独語圏と仏語圏の結果が正反対になった場合に、相いれない両者の隔たりを表現するため象徴的に使われるようになった。・・・・・文化や考え方の違い・・・・・。飲み物なら独語圏で好まれるビールと仏語圏のワイン、恐れられる動物なら独語圏のフクロウと仏語圏のオオカミ、・・・・・独語圏の子どもは魔女や怪物などの想像上の存在を怖がるが、仏語圏では警察や煙突掃除人といった実在の人物を恐れるという。・・・・・仏語圏から出土した土器は丸底で耳のような飾りがあり、独語圏は平底で口が狭い。青銅器時代の集落でも基礎工事にあたるくいの打ち方が違うという。・・・・・文化や考え方の違いは太古の昔に始まった。言語圏にこだわらず、学びあい、理解しあうことでしか溝は埋まらない・・・・・。(朝日新聞 06.1.28)

◎無数の暗記と模倣の先に独創がある。 「まねる」は呼吸でいえば『吸う』行為にあたる。きちんと吸わないと、「制作」という形で『はき出す』ことはできない。.pdf

◎私たちが政治から逃げたからと言って、政治は私たちを逃がしはしない。

◎神は、滅ぼす者に、まず四〇年の成功を与える<ドラッカー>

◎経済学者の仕事が終わった時に、実は本当の人間の問題が始まる<ケインズ>

◎君主は自分が聡明でないカギリ、決して賢明な助言を受けることはできない<マキャベリ>

◎走っているときだけ自由になれる<柳美里「8月の果て」の主人公>

◎ 「荘子(そうし)」にある話だ。春秋時代に盗賊団の頭目だった盗跖(とうせき)は泥棒にも「道」はあるかと聞かれて答えた。「この世に道のないものなどない。家に何があるか見分けるのが『聖』、最初に入るのが『勇』、仲間を先に逃がしてやるのが『義』だ」。「うまくいくか判断するのが『知』、盗品を公平に分けるのが『仁』、この五つの徳を備えずに大泥棒になったやつはいない」。およそ人間が集まるところ、どんな集団にもそれを成り立たせる「道」や倫理はあるようだ。(毎日新聞 余録 13.2.8)

◎ゆっくりと急げ<初代ローマ皇帝の座右の銘>

◎息子のアトピー治療のために転居した神戸で、阪神大震災に遭った。避難所で小学生の息子2人を亡くした男性に出会った。同世代だった。とっさにかけた言葉は「うちだけ生きててごめん」。あとはただ横に腰掛けて手を握っているだけだった。しばらくして「ありがとう」と小さな声。傷ついた人とは「向き合う」よりも、「寄り添う」ことが大事だとわかった<堀内正美(俳優)>(朝日新聞 13(H25).1.18)

◎体制に抗し、タブーに挑む姿は、烈々と火を噴くように見えた。口をつく言葉も激しい。そんな大島渚さんを支えていたという言葉を知って、納得した覚えがある。「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処(どこ)にも光はない」▼ハンセン病を背負って生きた戦前の歌人、明石海人(あかしかいじん)の歌集の前書きに出てくる。大島さんは19歳のときにこの一語に出会った。以来胸に畳んできたと、かつてアエラ誌で読んだ。言葉通りにあかあかと燃えた、80年の生涯だった<天声人語 13(H25).1.17>  ◎大島さんの座右(ざゆう)の銘(めい)はハンセン病の歌人、明石海人(あかしかいじん)の言葉だった。「深海に生きる魚族のように自らが燃えなければどこにも光はない」。消えることない名画の光をこの世にもたらし、巨匠が旅立った<余録 13(H25).1.17>

◎(選挙において)群集が勝たせるのは、「正しいことを言っている感じ感をもっとも演出できた人」<町田康(作家)>(朝日新聞 12(H24).12.5)

◎大敗の次に恐るべきは「中敗」ではなく、大勝だ。兵士らは望外の戦果に狂気、陶酔、慢心し、戦いの目的まで忘れかねない<ワーテルローの戦いでナポレオンを退けた英軍の指揮官>(朝日新聞 12(H24).12.5)

◎(アレクサンドロス大王から「望みはないか」とたずねられたので)そこに立たれると日陰になるのでどいてほしい <日光浴中のディオゲネス>

◎(迫害されても)嘲笑せず、嘆かず、呪わず、ただ理解する<スピノザ>

◎人生はだいたい30年を1ジェネレーションで回る・・・・・。大学を卒業して就職し少したった25~26歳は、仕事がうまくいっていればそれを膨らませていけばいいと思いますが、人生にある種の違和感を感じることもあるだろうし、いろいろ複雑な時期だと思います。30歳くらいまでに、ある程度、自分のポジションを決めておいたほうがよい・・・・・。<代ゼミ英語講師 西谷昇二さん/Business Journal(13.1.4)より>

◎現代を汚すのはモメント(瞬間)のモーデ(気分)によるマイヌング(意見)という「三つのM」<ニーチェ>

◎無責任な暗い衝動に身を委ねた支配者の徒党に、抵抗もせずに統治を許すことほど、文化的民族にとってふさわしからぬことはない<ナチス抵抗運動「白バラ」を組織したシェル兄妹が死を覚悟して配布した非合法ビラより>

  参考 : 映画「白バラの祈り Photo -ゾフィー・ショル、最期の日々」(05 独/日本公開0601)<作品紹介作品紹介予告編 一場面⇒右写真(クリックで拡大)>(映画の広場より) 

◎この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない<村上龍「希望の国のエクソダス」に登場の中学生>  ご参照 : 希望がないから絶望もない!絶望がないから希望がない!.pdf

◎予期せぬことと予期したくないことが起こると予期せよ<ビザンツ皇帝マウリキウス>

◎愛の反対は憎しみではなく無関心だ<マザー・テレサ>

◎愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

◎理性、判断力はゆっくりと歩いてくるが、偏見は群れをなして走ってくる<ルソー>

◎誠実に聴いてくれる人がいればこそ、人は話しはじめる。

◎「欲」が人間を束縛する様々なフィールドを作る。そして、癒すとは縛っているものから人を「ほどく」作業だ。<日経(96.9.29)>

◎アメリカの先住民族は、よくこんなふうに言うそうだ。「ミタケ・オアシン」。すべてはかかわりあっているという意味だ(『アメリカ・インディアンの書物より賢い言葉』扶桑社<天声人語 04.4.8>

◎愛国主義は悪党最後の砦(注:「愛国心は悪党最後の砦」は言い間違い愛国主義と愛国心の違い

◎人間は教育によってはじめて人間になることができる。注意すべきなのは、人間は人間によってのみ教育されるということである<カント>

◎自由とはいつでも、考えを異にする人のための自由である<ローザ・ルクセンブルク> (参考 : 「自発性」ということ.pdf

◎危機的状況を目撃した人数が多ければ多いほど、何か行動を起こす人が減る<若き心理学者の研究>

◎10日の反戦キャンペーンで効果なくても60日間続けてみろ<大森実>(出典記事.pdf)  書籍紹介:『大森実ものがたり』.mht

◎政治とは情熱と判断力を駆使しながら、堅い板に力をこめて、じわじわと穴をくりぬいていく作業だ<名高い定義>  政治という仕事は、情熱と判断力の両方を使いながら、堅い板に力をこめて、ゆっくりと穴を開けていくような仕事です<M・ウェーバーの講演「職業としての政治」(1919)より>

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